パソコンを買い換えることになりました。 スムーズに進んだら、30日(木曜日)から再開します。 31日はもともと夜に予定があるため書けませんので、30日に復旧してない場合は、8月になるかと思います。 今年前半の大きな課題が幾つかあって、3年連続の大腸内…
金城一紀原作、行定勲監督の映画『GO』(2001)が「公開25周年記念」で限定上映されている。6月の上映時は見逃したが、今回池袋の新文芸座でやってるので見てきた。公開時にキネマ旬報ベストワンになった映画だが、僕はその時点ではそこまで高く評価しなかっ…
「僕の東京物語」18回目。八王子にある「大学セミナーハウス」に行ってきた。ここは大学時代に「集中合同講義」、それと別に「真木講座」で利用した思い出がある。70年代終わりと80年代初頭のことで、その後は行ってない。もう45年以上前なのか。 確か八王子…
「皇室典範改正」が成立した。他にも「国旗損壊罪」や(問題が残る)「再審法改正」も成立した。物価高に苦しむ国民生活とかけ離れた法案ばかりを強引に成立させる。さすがに一部無党派層の支持が離れたらしく、各マスコミの世論調査では内閣支持率が有意に…
フランス映画『新凱旋門物語』がなかなか出色の面白さだった。初めは特に見る気はなかった。パリのドキュメンタリー映画かなと思ったのである。でもこれは実話ベースながら、原作小説を映画化した劇映画だった。ロランス・コレという人の原作は日本でも翻訳…
関東も梅雨明けして猛烈に暑い。7月の三連休はどこへ行っても混んでるから、家でずっと本を読んでた。(床屋には行ったし、相撲を十両から見てた。)テレビドラマ化された藤野千夜『団地のふたり』『また団地のふたり』はつい文庫を買ってしまって早速読み切…
ものすごく面白い本を読んだ。最初はどうなるのかと思いつつ、途中から凄い、凄いと驚きながら読みふけった。最近はすぐ眠くなっちゃうんだけど、久しぶりに一日で最後まで読み切ってしまった。読みやすい文章とはいえ、止められなくなったのである。 梶原阿…
渋谷区立松濤(しょうとう)美術館で開かれている『没後50年 高島野十郎展』に行ってきた。高島野十郎(たかしま・やじゅうろう、1890~1975)という画家は去年まで知らなかった。千葉県立美術館で開かれた展覧会(2025年)が「日曜美術館」のアートシーンで…
リチャード・リンクレイター監督の『ヌーヴェルヴァーグ』が公開された。2週目から上映が減るので、その前に行ってきた。まあ多分そうなるだろうなあと思っていた。「こんな映画を誰が見るんだろうか?」と言うような映画だが、ジャン=リュック・ゴダールの…
三島由紀夫の『鏡子の家』をちょっと前に読んでいた。一応完全に忘れないうちに、簡単に感想を書いておきたい。「一応」なんて書くのは、要するにこの長大な小説は間違いなく失敗作なのである。三島由紀夫にも失敗作はあるが、それは『青の時代』『沈める滝…
孫明雅(ソン・ミョンア)監督の劇映画『トロフィー』が公開された。あちこちで上映されているが、柏のキネマ旬報シアターでお昼にやってるのを見つけて行ってきた。孫監督は是枝裕和監督や西川美和監督のもとで映画製作に携わってきた。在日コリアン3世で朝…
「皇室典範」改正論議の中で、戦前みたいな「皇国史観」の亡霊が現れてきた。衆議院の審議で、自民党の小林鷹之政調会長が以下のように述べている。「皇位の男系継承は2600年以上にわたって先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統だ」と言うのである。小林氏は…
「国旗損壊法案」について、もう一回書きたい。現時点で衆議院を通過していて、参議院の審議が始まっている。参議院では与党(自民、維新)が過半数に達していないが、国民民主党、参政党が議案提出に加わっていて、今国会で成立する見込みとされている。国…
自分の家から一番近い大学(の一つ)、獨協大学の「オープンカレッジ特別講座」を聞きに行った。この前読んだばかりの『日本社会党』の福永文夫氏が講師で、テーマが「戦後政治と日本社会党ー野党の存在意義とは何なのか」というのである。まあ知ってる話か…
『シンシン アンド ザ マウス』という映画が上映されている。これがなかなか上出来で心に沁みる映画になっている。吉本ばななの短編の映画化で、その小説が収録されている『ミトンとふびん』(2021、幻冬舎文庫)は谷崎潤一郎賞を受けている。吉本ばななの映…
2026年6月の訃報特集2回目。元衆議院議長、元自民党総裁の河野洋平が6月8日死去、89歳。戦後保守政界の実力者河野一郎(元建設相、自民党幹事長)の次男に生まれ、父急死(1965年)後、30歳で衆議院議員に当選した。1993年に細川政権下の野党時代に自民党総…
毎月恒例、2026年6月の訃報特集。6月は重要な訃報が多く、2回に分ける。芸能界、作家などをまず書いて、政治、スポーツなど及び外国の訃報はまとめて次回に。 美輪明宏が6月20日に老衰で死去、91歳。肩書きは「歌手で俳優」だった。「反戦」のシャンソン歌手…
神保町シアターで、山中貞雄と加藤泰の特集をやっている。加藤泰は山中の姉の子で、つまり実の甥に当たる。60~70年代に東映や松竹で多くの映画を作った。股旅映画や任侠映画の傑作の多くは加藤泰によって作られた。(『緋牡丹博徒』シリーズや『明治侠客伝…
2026年ワールドカップはトーナメント1回戦が終わって2回戦に入ったところ。いくら何でも長すぎないか。48チームに増やしたせいで、リーグ戦もトーナメントも長丁場になった。これから強豪同士の面白い試合が続くのに、ちょっと飽きてきた。 ベスト16は、ヨー…
2026年7月4日、アメリカ合衆国の「建国250年」イヴェントが行われた。ということは、1976年が「建国200年」だったわけである。僕はその年のことをよく覚えていて、そこから半世紀経ったということがまず驚きだ。当時自分は大学生だったのである。 英語では「…
三島由紀夫のエンタメ長編を全部読んで飽きたので、その後新書などを読んでいた。でもここで終わるわけにはいかない。6月から三島読書を再開した。『鏡子の家』は長いので後に回して、60年代初期に書かれた4長編を読んだ。『絹と明察』以外は、中学生時代に…
ちょっと前に垣根涼介『極楽征夷大将軍』を読んだ。2023年7月に第169回直木賞を受賞した歴史小説で、2026年4月に文庫化された。北朝の崇光天皇の話を書いたから、この機会にこれにも触れておきたい。直木賞だから、もちろん読みやすくて面白い。でもとんでも…
「旧宮家養子案」への批判2回目。1947年に「臣籍降下」した11宮家の他にも宮家はいっぱいあったが、断絶した家が多い。例えば有栖川宮(ありすがわのみや)家はその一つ。有栖川宮熾仁(たるひと)親王は幕末に和宮の婚約者だった人で、戊辰戦争では東征大総…
ちょっと間が空いたけど、天皇制問題に戻って。政府・与党案が明らかになって、今まで以上に批判が強い。特に「旧宮家から養子を迎える」という案では、養子本人には皇位継承権がないけれど、養子に男子が生まれた場合は皇位継承権を認めるというものになる…
米澤穂信の直木賞受賞作『黒牢城』(こくろうじょう)を、黒沢清監督が「完全映画化」した。黒沢監督「初の時代劇」と宣伝されているが、原作は「時代小説」じゃない。戦国時代に材を取っているが、「本格ミステリー」なのである。だから当然、映画も「本格…
新聞の劇評を読んだら見たくなって、新国立劇場で『りんごが落ちる』を見てきた。ノゾエ征爾作、金澤菜乃英(青年座)演出。新国立の芸術監督を退任する小川絵梨子がシリーズテーマ「いま、ここにー」のラストとしてノゾエ征爾に委嘱した新作。 舞台中央には…
濱口竜介監督の新作『急に具合が悪くなる』を見てきた。カンヌ映画祭で女優賞を獲得した話題作だが、何しろ196分もある「超大作」である。『ドライブ・マイ・カー』も長かったけど、179分と辛うじて3時間以内だった。今度は「3時間16分」である。 体調万全で…
学習院大学を散歩してきた。初めてである。文化財に登録された建物がいっぱいあるというので、前から一度行ってみたかった。受験時はもちろん研究会などでも行ったことがなく、何となく敷居が高かったのである。大体「学習院」と聞くだけで、何だか我等シモ…
「僕の東京物語⑰」は元勤務校の荒川商業高校を見に行った。もっとも2022年に閉校して、今は新たに三部制の小台橋高校となっている。池袋で午前中に映画を見たので、午後に学習院大学を散歩し(次回の記事で紹介予定)、そこから都電荒川線に乗った。都電小台…
新宿の小さな映画館「ケイズ・シネマ」で、「英国イーリング・コメディの黄金時代」という特集上映をやっている。見たい映画は他にいっぱいあるが、今回の上映は全4本だからこっちを優先して早めに見てきた。これがまた「皮肉たっぷり」で「クセが強い」映画…