2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
いわゆる「文芸映画」の前に、土曜日に神保町シアターで「暴れ豪右衛門」(稲垣浩監督、1966)を見た。稲垣監督は「無法松の一生」や「宮本武蔵」シリーズの他、多くの時代劇を山のように作っている。この後も「風林火山」や「待ち伏せ」を作るが、「暴れ豪…
ドリアン助川原作、河瀬直美脚本・監督、樹木希林、永瀬正敏主演の「あん」を見た。原作は未読だが、ハンセン病問題を扱う社会的な物語だということは知っていた。河瀬直美が初めて原作をもとにした映画を作り、なかなか評判を呼んでいる。東京都東村山市で…
「グループる・ばる」の「蜜柑とユウウツ-茨城のり子異聞ー」を見た。東京芸術劇場シアターイースト。19日。てがみ座主宰の長田育恵作の戯曲をマキノノゾミが演出。「グループる・ばる」というのは、女優三人のユニットグループで、茨木のり子さんに関する…
「明治日本の産業革命遺産」問題も長くなった。問題をまとめた上で、最後に残された一番大きな疑問について書きたい。今回の「世界遺産」は、「1850年代~1910年」と時期を区切って、日本の「製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」に関する遺産を「稼働資産」を含め…
「産業革命」とは、そもそも何だろうか? 英語では、“Industrial Revolution”である。もともと18世紀から19世紀にかけてイギリスで起こったものだから、英語を知っておくのも大切だ。アメリカ独立やフランス革命などの「市民革命」とともに、人類史をそれ以…
「明治日本の産業革命遺産」への疑問の2回目。この問題に関しては、僕は根本的な疑問を持っているが、それは次回に回して、今回は推薦に至る経緯に関しての疑問を書く。本来は今年は違う世界遺産が登録されるはずだったのである。それは「長崎の教会群とキリ…
「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録がふさわしいと勧告された。それに対し、韓国から反対の声があがっている。戦時中に多数の朝鮮人が強制連行され多くの犠牲が出た場所が含まれているというのである。中国も同調している。それに対し、日本政府は…
3月7日に亡くなった阿奈井文彦さんの事は、当時ブログで「阿奈井文彦さんの思い出」を書いた。通夜や葬儀が東京であれば、僕も参列したのではないかと思うが、通夜は静岡県で、葬儀は故郷の大分県で行われたので出られなかった。そのことを残念に思う人は…
宮本研(1926~1988)の「明治の柩」を文学座が公演している。(11日から24日)東池袋(東京メトロ有楽町線)の「あうるすぽっと」。ここは作業所の文化交流会でステージ上には2回も立っているんだけど、観客席で有料公演を見るのは初めてである。割合に見や…
2015年5月には、追悼記事を書いた人はいなかったけど、今まで読んだり見たり…名前を知っていた多くの人が亡くなった。 詩人の長田弘(おさだ・ひろし、5.3没、75歳)はずいぶん読んでいる。世界のさまざまな本を紹介するような著作が特に好きだった。「私の…
ダルデンヌ兄弟の映画「サンドラの週末」の紹介。ダルデンヌ兄弟は、ジャン=ピエール(1951~)とリュック(1954~)の二人の兄弟が脚本、製作、監督を共同で務めるベルギーの映画監督。製作には他の人物が加わることが多いが、脚本、監督は大体兄弟二人だ…
教師という仕事は、どういう仕事なんだろうか。「勉強を教える」というのが、普通最初に思い浮かべることだろう。実際、教師の毎日はほとんど授業をすることで費やされている。だけど、実際の感覚としては、「人間関係の調整」とか「人間観察」に追われてい…
「教師の失敗」とはどんなものだろうか。懲戒免職になるような教員は、いつの時代にも一定数いるだろうが、ほとんどの場合は「教育上の失敗」ではない。学校では校長による研修が行われ、「個人情報の流出」「体罰」「わいせつ」「飲酒運転」などは、絶対に…