2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
パブロ・カザルスの続き。カザルスに関しては、前に個人的なメールマガジンを書いていた時に取り上げたことがあった。何を書いたのかなあとふと思い出して、読み返してみた。そうしたら、カザルスの素晴らしい言葉を自分で引用していた。これは今も輝いてい…
レアものに続いて「定番CD」の話を何回か。レコードの時に一番聴いてたのは、多分モーツァルトだと思う。ずいぶん持ってた。フォーク系の歌やポップス、歌謡曲、海外のヒット曲などももちろん聴いてたわけだが、大体ラジオやテレビで聴いてた。LPレコードを…
岩波新書の新井勝紘「五日市憲法」を中心に、「民衆史」の意義について簡単に振り返っておきたい。2018年8月27日は「五日市憲法」が東京都五日市(現あきる野市)の深沢家土蔵から「発見」されてから、ちょうど50年目の日である。その土蔵はかつて見に行って…
「レアCDの話」として書いてきたけど、「レア」はこれでオシマイ。音楽の話をそんなにするつもりはなかったんだけど、なんだかまだ話がある気がしてきた。「定番CDの話」を続けようかなと思う。まあ自民党総裁選とかトランプ政権の政策論なんかを、この酷暑…
もう少し「レアCD」の話を。先ごろ映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」を見て、たくさん持ってたはずのCDをしばらく聞いてないなあと思った。どこにあるのか探してしまったが、10枚以上持ってたのにはビックリした。90歳を超えて人気者とな…
イギリス・インド合作の映画「英国総督 最後の家」が公開されている。ちょっと内容が判らない邦題だが、1947年のインド・パキスタン分離独立を描く歴史メロドラマの秀作だ。日本ではあまり知られていないだろう、インドとパキスタン分離という歴史的出来事を…
本田路津子(ほんだ・るつこ、1949~)が「秋でもないのに」でデビューしたのは、調べてみると1970年9月のことだった。僕は本田路津子のベストアルバムを持っているけど、そこには「天使の歌声」「オリジナル・カレッジ・フォークのすべて」と書かれている。…
ピアニスト高橋アキ(1944~)が20曲のタンゴを収録したのが「ためらいのタンゴ」(2006)というCDだ。どこかで知って買ったら素晴らしかった。人に紹介したら、タンゴも聴くんですか? と誰かに言われた。タンゴは名前しか知らないけれど、高橋アキのCDだか…
猛暑は関東ではちょっと落ち着いたけれど、今年は6月に梅雨明けしてしまってからずっと暑かった。大分疲れた気がするので、いつもとちょっと違う記事を書いてみたい。数回続けて、僕の持ってる「レアCD」(というほどでもないか)のことを書きたいと思う。 …
夏には読もうかと戦争関係の本に取り掛かると、数冊読むと今度はミステリーでもとなる。猛暑の中でそうそうマジメ本ばかり読んでられない。8月の文春文庫新刊で、若竹七海「錆びた滑車」が出た。いま日本のものでは一番待ち望んでる女探偵・葉村晶シリーズの…
8月15日に「沖縄スパイ戦史」というドキュメンタリー映画を見に行ったところ、いっぱいそうで諦めた。いろいろと調べて、渋谷のユーロスペースでやってる「悲しみに、こんにちは」なら時間も大丈夫そうなのでそれを見たので、その感想。この映画のことを最初…
世界的に大ヒットしたヴィム・ヴェンダースの音楽ドキュメンタリー映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999)以来、早くも20年近くが経った。その映画はアメリカのミュージシャン、ライ・クーダーがキューバで出会った老ミュージシャンたちと演奏し…
吉田裕「日本軍兵士」に続いて、藤原彰「餓死(うえじに)した英霊たち」(ちくま学芸文庫)を読んだ。原著は2001年に青木書店から出版されて、大きな反響を呼んだ。これはさすがに当時読んだと思うが、例によって探し出せない。1100円もするけど、藤原先生…
吉田裕(よしだ・ゆたか、1954~)氏の中公新書「日本軍兵士」は2017年12月に出た本で、何でもかなり売れてるらしい。最近近現代史の本は、一応買ってもすぐには読まないことが多い。知ってることが多いし、知らないことは細かすぎる。むしろ自分の専門じゃ…
国際的な免疫学者である石坂公成(いしざか・きみしげ)が亡くなった。1925~2018.7.6、92歳。この人は世界で初めてアレルギー反応の仕組みを解明した人である。1962年に夫妻で渡米して共に研究を続け、1966年にアレルギーを起こす抗体「免疫グロブリンE」(…
オウム問題はまだ続くけど、毎日書くのは大変なので後回しにしようと思う。7月の訃報特集もそろそろ書かないと、忘れてしまいそう。100歳を迎えた版画家の浜田知明と脚本家の橋本忍の追悼は別に書いた。二人とも生涯の業績を振り返る回顧展の開催を望みたい。…
オウム真理教を生み出した時代とはどんなものだったか。それを「オカルト」と「神秘体験」という視点から考えてみたい。オウム真理教に入信した人には、オウム真理教の「神秘体験」を語る人が多かったと思う。70年代後半から80年代にかけては、世の中にオカ…
オウム真理教に関するさまざまの問題を頑張って書いてしまおうと思う。いや、また中断するかもしれない。猛暑で脳内も溶けかかっている気がするし。でも、当時のことを知らない人が多くなってきて、改めて書いておく意味があると思ったのである。 オウム真理…
あんまり暑くて外出する気もなくなる。前日に続いて重い記事を書く元気を失せてしまったので、最近読んだまま書いてなかった竹本健治「涙香迷宮」のことを書いておきたい。この小説は2016年の「このミス」1位で、ミステリー界で大評判になった本である。なか…
東京高裁で8月3日に「栃木女児殺害事件」(「今市事件」)の控訴審判決があった。「原判決を破棄。被告人を無期懲役に処する。」という、不可思議極まる判決だった。控訴審が自白に寄りかかり過ぎた一審判決を破棄するのは当然だが、その後で自判して有罪に…
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」という映画は公開が少ないので見てない人が多いと思うけど、最近出色の青春映画だ。もともとは漫画家の押見修造がウェブマガジンに発表したマンガ作品だという。僕はそれは知らなかったけど、「吃音症」という映画では…
瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ、1960~)監督の大作「菊とギロチン」が上映されている。今年度屈指の問題作に間違いなく、早く見たかったけど、なにせ186分もあって時間が合わなかった。大正時代末期に実在したアナキスト系テロリスト集団「ギロチン社」の面々が…